自然を身にまとう―写真のインスタレーション―
もみじや桜がひらひらと舞い降りて、肌や髪にそっと触れる。
朝の海を眺めていると、小魚の群れがやってきて、海に伸びた私の影をぐるぐると泳いでいく。
そんな瞬間に出会うと、自然に触れてもらっているような、目に見えない力を分けてもらったような気持ちになります。
平安の時代、人々は万物に神が宿ると考え、木々や草花には木霊が息づくと信じていたそう。植物の染料で布を染め、その衣を纏うことは、自然の魂を自らに宿す行為でもあったのかもしれません。
こうした古くからの感覚を、現代において写真を通して体験できないだろうか。
その思いから、今回の下町芸術祭2025では「光を用いて自然を身に纏う」参加型展示を企画しました。
暗室化した会場で、白い服をまとった身体をスクリーンに、自然を映し出す光が重なります。光と身体が交わることで、写真を通して自然を纏う体験です。
人と自然が溶け合う、その“あわい”に宿る美しさを、共に見つけていただけたら幸いです。
【内容】
会場で光をまとった姿を写真家 川本まいが撮影します。
撮影写真1枚は被写体となっていただいた方にチェキワイドでプリントし、当日お渡し。
撮影した写真は作品として、会場に展示されます。
事前申込制・参加は無料です。
【当日の服装について】
当日はできる限り(特に上半身)白色無地の服をご着用のうえ、ご参加ください。
※お持ちの方は白いストールなども、ご持参いただけると良いかと思います。
【日程】
2025/10/19(日)、10/27(月)、11/2(日)、11/3(月・祝) 各16時~18時 予定
※事前申込制
【会場】
ユニット422(兵庫県神戸市長田区大塚町4-2-2)
●地図はこちら↓
https://maps.app.goo.gl/GeRjN6dcNPFUHvSy9
撮影体験イメージ
時間の中で、緩やかに撮影いたします。
自然に生まれる表情や動きを大切にしたいので、仕上がりのゴールを決めずに、自然体のままお越しくださいませ。
無地の白い服をお持ちでない方も、大きめの白い布のは会場でご用意しております。
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当日お渡しするチェキワイドプリント
自然を身に纏うの発端
海で出会った光景。